遠藤秀雄と日本労働史
 遠藤秀雄(えんどう・ひでお)は私の父です。1904年に誕生し、1991年に他界しました。このページは、父の生涯を年譜で掲示するとともに、それに関連する画像資料を紹介します。それらは、日本労働史の諸側面をしめす貴重な資料となっているからです。
 
 父は、その生涯に関係するほぼ全部の重要文書を1冊のファイルに整理し保存していて、私に残してくれました。父と父の文書については、遠藤公嗣著『日本占領と労資関係政策の成立』(1989、東京大学出版会)の353-355ページを、そして、遠藤公嗣著『日本の人事査定』(1999、ミネルヴァ書房)の268ページを、それぞれ参照してください(両著の紹介)。とくに後者についていえば、父の文書が日本労働研究の第1級資料として活用できたというのは、労働研究者としての私にとって大変にうれしいことでした。

 私の父である遠藤秀雄の年譜を別ページに掲示します。年譜作成の主な資料は、父が1975年夏に作成した「自筆年譜」と、私が父に実施した「聞き取り調査記録」(1984年7月31日、録音を起こした文章を製本ずみ)、それに父が残した諸文書と写真です。「自筆年譜」には、その後に私が折々に聞いた話を私がメモとして書き込んであり、これも資料です。私の推測による記述は、そのように明示します。

年譜(第二次世界大戦敗戦まで)    年譜(第二次世界大戦の後)     番外編