(補) 東京-バンコク定期便の
遠藤公嗣所有ポスターと日本航空所有ポスターの比較



最左のポスターは、私が所有するもので、その詳細な説明と解説は、別ページにあります。

その右のポスターは、現在の日本航空が所有するポスターです。2023年2月25日(土)に、日本航空主催のSKY MUSEUM & 格納庫見学 に参加する機会があり、SKY MUSEUMに、このポスターの写真が掲示されているのを発見し、それを写真に撮りました。

2つのポスターはよく似ていますが、同一ではありません。
私が所有するポスターは、ハノイ経由であり、地名が入っていません。日本航空が所有するポスターは、ハノイ経由でなく南シナ海迂回であり、地名が入っています。

この違いの理由は、私の調べた結果(別ページ)によれば、

ハノイを経由しない東京-バンコク定期便の第1便は、1940年6月10日東京出発12日バンコク着

であって、おそらく計5便がこれでした。その後、

ハノイを経由の東京-バンコク定期便の第1便は、1940年7月15日東京出発17日バンコク着


となりました。したがって、日本航空が所有するポスターは最初の5便のものであり、私が所有するポスターは7月15日便からのものということができます。それぞれのポスターが作成されていたことがわかりました。なお、両ポスターの色合いなど微妙な違いは、現物それぞれの経年変化と私による撮影と補正の結果であって、色合いなど微妙な違いが元来からこうだった、というわけではありません。

SKY MUSEUMで日本航空が所有するポスターを発見したとき、近くにいた日本航空社員にお尋ねすると、大日本航空などから引き継いだ物品がほぼ未整理のままで社内に保管してあるとのことです。それらを見学できる機会を私は得たいものです。(2023年3月19日記)