第3回社会政策国際論壇系列講座(中国杭州市、7月21-25日)に出席してきました。左は、第3回社会政策国際論壇系列講座のプログラムにあたるものです。

 中国・日本・韓国それに台湾の、それぞれの社会政策関連諸学会の間の交流は、この2−3年の間に、急速に進展しています。この第3回社会政策国際論壇系列講座にも、独立セッション「東アジア社会政策論壇」が23日に丸1日設定されました。4カ国の研究者が報告と司会を分担し、議論がありました。

 会議の使用言語は、3カ国語の同時通訳です。同時通訳者は、日本に留学した経験あるこの分野の若手研究者が努めました。そういう研究者がもう少し層をなしています。ただし、中−韓の通訳はまだ困難で、日本語を介して、行われました。また、会議外での、研究者間の会話は、多くは英語でした。

 私は、ご縁があって、滞在費のみ主催者者負担で出席することになりました。私としては、社会政策として議論されることの関心を垣間見ることができ、有意義でした。典型的中国婦人服(現在は非常に珍しい、町中でみることはない)をきた中国人女性研究者が、現在の私の研究関心に関連する内容の報告をおこない(legal aidも社会政策である、との主張)、私は思いがけず質問することになったり、会議後に英語で意見交換をしたり、ということもありました。

 下の図書は、会議会場の売店で購入した図書と表紙と目次の一部です。書名は『労働者派遣』の意味です。目次によれば、第12章に、日本の労働者派遣法の第4次改正(2004年改正)までの解説があることがわかります。